てらしまけいじの日記

「赤塚不二夫の旗の下に」絶賛発売中!漫画家てらしまけいじの日記です。

赤塚先生と親交のあった芸能人とか文化人をテレビで見ると、

当時いたフジオプロダクション(以下フジオプロ)を思い出しますネ。

ああ、この人も先生の友達だったな...なんてことが実に多い。

タモリさんは、ほぼ毎日テレビに出てるし。

と言うワケで、ほとんど連日フジオプロにいた頃のことを思い出しておりますヨ。

先生は気を遣う優しい人で「たまにはうまいもの食わしてやるよ!」

なんて言って行きつけの新宿のふぐ料理の店ででアシスタント

7~8人全員にふぐのコース料理をごちそうしてくれたことがありました。

今は知らないけど、マンガ家のアシスタントって言ったら、

マンガ界の最下層に位置する存在だったですからね。当時は。

よくオレらのようなものにまでこんな高い(多分、間違いなく)もの

食わせてくれるもんだなァ...と思ったもんです。

 

先生は「どうだうまいだろ!」と上機嫌だったけど、

アシスタントは全員、地方から出てきたビンボー人のセガレばっかりだったんで

ふぐの味なんか分かる奴ァ一人もおりません。

何と答えていいのか分からず全員無言でふぐを食べていたんですが、

先生が席を外したスキに「何の味もしないよね」「ゴムみたいだね」

「仕事場の近くの自販機のハンバーガーの方がうまいよね」

なん好きなことを言っていました。

「料理はいらないから代金だけもらえたらよかったんだけど...」

なんてひどい奴もいて、バチ当たりなことを言っていたら先生の耳に入って、

先生は「ったくお前らはッ!!!」とフンガイしておりました。

ふぐのコース料理なんか食べたのは、あの時一度だけで

この先もないと断言できるから、もったいない話だったなあと...思うけど、

気の毒だったのは赤塚先生でしたね。金をドブに捨てるような話だったので...。

だけど、ふぐのコース料理って一人前いくらするもんなんだろ...??

怖くて調べる勇気がないなあ...だはは(^^)